SRIVER 2016A/W HOODED NYLON BLOUSON

10月よりは激情的で、12月よりは淑徳的な暦が11月であるならば、私もそんな冷静と情熱の間の暦に魅せられた一人なのだろうと出勤中に外を歩けば考えてしまうのは感情を言葉に、または文章に表せるヒトの特権なのでしょう。

 

気温も下がり街の風が肌を撫でるというよりは肌を刺すという表現がしっくりくるような季節、もちろん本当の冬はもうしばらく先なのでしょうが、早朝はしっかり冬の匂いをかんじられます。

 

あの有名な清少納言も自身の著書枕草子で「冬はつとめて」と冬は早朝が最も美しいと綴っているし、偉大な先人の言葉に思いを馳せるのもまた冬の片鱗を感じられるこの季節の醍醐味かもしれません。

 

また、街角の自販機にふっと目をやると「あたたかーい」と書かれたHOTの飲み物が多くなっているのも、いとおかしといったところでしょうか。

 

その昔、私がまだ17か18の冬。

怖いものがなかったあの頃。携帯電話にカメラがやっと付き始めた頃に友人から一通の写メールが送られてきました。

 

いったいなんだ？と開いてみると、自販機の「あたたかーい」の所のアップの写真。

しかしよく見てみると、「あたたかーい」の「あ」の部分が剥がれていて「たたかーい」になっていました。

 

本文には「見て見てこれ、一体何と戦うんだろうね(笑)」と一言。

 

そんな彼も今年で32歳、奥さんをもらい、子供も授かり、冬の早朝から街角の自販機の「あたたかーい」コーヒーを買いながら必死に社会人として会社や世間と「たたかーい」を繰り広げているのでしょう。

 

自販機の「あたたかーい」を見るとそんな2度と来ない冬の始まりを思い出し、今日も頑張ろうと白い吐息を漏らしてしまいます。

 

さて前置きが長くなってしまいましたが、今から冬本番までばっちり「あたたかーい」アウターを今回は紹介させて頂きます。

 

SRIVER　2016A/W　HOODED NYLON BLOUSON

 

シンサレート入りフードナイロンブルゾン。

塩縮加工を施すことで独特な表情と皺感をもった高密ナイロン生地を使用しています。
ナイロン生地には撥水加工も施しているので、雨等の水を弾くことが可能です。

完全防水なので本当に雨の日でもしっかりお使い頂けます。

 

 

また、フード部分にレイヤードされたチンストラップは取り外し可能な仕様となっており、レザーとナイロンのリバーシブル素材となっています。

コーディネートに合わせた変化をお楽しみいただくことが可能です。

 

 

一般的な中綿と比べ30%軽量で同等の保温性を発揮するシンサレート。
軽くて暖かい素材を使用することで防寒性の高い服の分厚い印象を一新し、機能性と上品なラインを構築しました。

 

 

ご検討中の方は是非お早めに。

また、いつかどこかの街角で。

 

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